Zaklady Ceramiczne "BOLESLAWIEC"社

Zakłady Ceramiczne "BOLESŁAWIEC"

「ザクワディ・ツェラミチネ・ボレスワヴィエツは、和訳するとボレスワヴィエツ陶器製造会社という意味になります。1900年にHugo Reinhold(フゴ・ラインホルド)社によって設立された陶工所を1947年に受け継いで現在に至ります。地域で最も古く伝統ある製造元で、同地の二大製造元の一つです。社名に「ボレスワヴィエツ」という地名を入れることが許されているのはこの製造元だけです。

ザクワディ社の特徴

約2000種の豊富なフォルムデザインを持ち、2000パターン以上の絵柄があります(2015年現在)。ガーデン用の陶器や釉薬掛けのみの保存容器など、テーブルウェア以外にも多くのフォルムを持っているものザクワディ社の特徴です。

「シーズニングボウル」、「持ち手つき小鉢」、ポーランドの漬物用の壺などの伝統的なフォルムデザインも大切に守られており、茶色の釉薬掛けのみのものも含めてポーランド国内のレストランやホテルでも利用されています。

高い技術と品質、機能と実用性だけではなく、美しさも兼ね備えている製品は、世界的にも高く評価され続けています。また、特に同社の深い藍色の製品の美しさには定評があります。ピーコックやモスキートなどのトラディッショナルパターンや、そのモティーフを使って派生した絵柄は同社の最も魅力的な製品の一つです。

様々な柄の食器

ザクワディのパターン(絵柄)やフォルム(形状)のデザインは、同社のデザインティームによって日々開発されています。なかでも1970年代からザクワディで働いているチーフデザイナーのJanina Bany-Kozłowska(ヤニナ・バニコズウォヴスカ)さんは、ポーランドのボレスワヴィエツ陶器のこれまでの発展において最も重要な人物と評され、現在もボレスワヴィエツ陶器界を牽引し続けている方です。

姿としての美しさに加え実用性も重視されたフォルムに、どのように柄を付けて配分していくかまで、デザインチーム内で綿密に検討されます。そしてその形の持つ魅力を最大限に活かせる絵付けを追及し表現していく、というのが現在のボレスワヴィエツ陶器の代表格であるザクワディのスタイルです。

チーフデザイナー:ヤニナ・バニ コズウォヴスカさん


高台内(こうだいうち:器の裏面)のスタンプには2種類の内どちらかのマークがスタンプされています。


クラシック柄(伝統柄)とハイ・スタンダード柄


ユニーク柄とアート柄

製造元では「Bar(バル)のマグ」と呼ばれていますが、日本茶をいただくのにもぴったりです。

ココットボウルは、小鉢のような使い方はもちろん、このように小さなオーブン皿としても活躍します。

大きなサイズのボウルは、サラダはもちろんのこと、こういった汁気の多いものにもうってつけです。

りんごポットを使って焼いた焼きリンゴ。とても美味しく出来上がります。

16cmサイズの平皿は取り皿として重宝します。

細長いお皿は焼き魚に使っても違和感がありません。和食にも使える応用範囲の広い食器です。