Pierogi(ピエロギ)


Pierogi(ピエロギ)

ポーランドの最も伝統的な料理のひとつである「ピエロギ」。日本の水餃子を思い出させる料理で、中に入れる具はチーズ、じゃがいも、ザワークラウト、ひき肉、きのこなどさまざまです。また、ブルーベリーやいちごなどベリー類を使った甘いピエロギもあります。

ここでは、日本でも親しみやすい「ひき肉」と「じゃがいもとチーズ」の2つのバージョンを紹介してみます。ポーランドでは、かたまり肉を茹でてからミンチにするのですが、日本ではひき肉を使ったほうが作りやすいため、レシピでもひき肉を使ってみました。

また、ピエロギの具はお好みで配合を自由に変えられます。玉ねぎ少なめ、じゃがいも少なめでチーズ多め、など家庭によってお好みで決めてみてください。

また、茹で上がったピエロギはくっつきやすいこともあり、仕上げに溶かしバターをかけたり、ベーコンや玉ねぎを炒めて油ごとかけたりします。

《材料》

皮)

薄力粉 200g
塩   ひとつまみ
卵   1個
お湯  大さじ2~3



Pierogi z mięsem(ピエロギ ズ ミエンセム)
具)ひき肉

玉ねぎ 1/4個
合いびき肉 150g
パン(乾燥したものをちぎって)大さじ2
塩・こしょう 少々

Pierogi ruskie (ピエロギ ルスキエ)

具)じゃがいもとチーズ

じゃがいも 1個
カッテージチーズ 100g

仕上げ)
バター
ベーコン 少々

《作り方》

皮:

1)ボウルに薄力粉と塩を入れ、お湯をいれてよく練る。
2)丸くまとめてポリ袋に入れて1時間ほど休ませる。
3)打ち粉(分量外)をして、餃子の皮くらいの厚さに伸ばし、
コップやボウルなどを使って丸く抜く(直径8cmくらい)。

具:ひき肉

4)玉ねぎをみじん切りにして、合びき肉に混ぜる。
5)細かくちぎったパン、塩、こしょう、を加えてさらに混ぜる。


具:じゃがいもとチーズ

4)じゃがいもを茹でて潰す。
5)カッテージチーズを入れて混ぜ、塩コショウする。

仕上げ:

6)皮に具をのせて、包む。
7)なべに湯を沸かし、沸騰したら4~5分茹でて皿に盛る。
8)細切りにしたベーコンをフライパンで炒め、ピエロギにかける。
溶かしたバターをかけてもOKです。

Babka (バブカ)イースターケーキ

babka

Babka (バブカ) イースターケーキ

《器の目安》
★WIZA(ヴィザ)社のクグロフ型1台分


《材料》

小麦粉 230g
卵 1
卵の黄身 3
暖かい牛乳 125cc
バター 60g
ドライイースト 9g
レーズン 80g
砂糖 90g
塩 少々
バニラエッセンス 少々

アイシング:
粉砂糖 
レモン汁

オレンジピール 

クグロフ


《作り方》

1.溶かしたバター、牛乳、卵、卵の黄身、塩、バニラエッセンスと砂糖を大きめなボウルに入れてよく混ぜる。
2.1)に少しずつ小麦粉とドライイーストを加え、最後にレーズンを入れてよく混ぜる。
3. 生地を1時間半ぐらいに暖かい場所に置いて、発酵させる。
4.クグロフの焼き型をしっかりバターに塗って、中に生地を注いで、1時間ぐらい二次発酵をさせる。
5.発酵した生地を170℃のオーブンで40分ぐらい焼く。
6.焼き上がったケーキに粉砂糖とレモン汁で作ったアイシングをかけ、お好みにレーズンやオレンジピールを上に載せる。

※焼き上がったケーキがとても柔らかいため、すぐ焼型から外そうとすると形が崩れる可能性があるので、ケーキを冷ましてから型から外してください。

babkababkababka

オレンジの二層ゼリー

オレンジの二層ゼリー
《材料》

★[A]ボウルに準備するもの
牛乳 200cc
生クリーム 200cc
卵(全卵)1個

★[B]鍋に準備するもの
オレンジジュース(果汁100%のもの) 500cc
砂糖 100g
粉ゼラチン 20g(水で溶けるもの)

《作り方》

1)[A]ボウルに生クリームと卵を入れて混ぜたところに、牛乳を加えてよく混ぜる。
2)鍋に[B](オレンジジュース、砂糖、粉ゼラチン)を加えてかき混ぜたら、火にかける。
3)ぐらぐらと煮立って吹きこぼれる直前で火を止め、[A]の入ったボウルへ一気に加えてかき混ぜる。
※必ず吹きこぼれる直前まで加熱してください。ボウルの材料と合わせるときは手早く加えるのがポイントです。
4)ボウルの[A]と[B]が合わさった液をクグロフ型へ流し入れ、あら熱が取れたら冷蔵庫で冷やし固める。

★ 型から外す前にクグロフ型ごと少しお湯で温めておくと、スムーズにお皿へ 取り出すことができます。(湯せんと同じやり方)
もし出てこない場合にはナイフなどで端に切れ込みを入れてもOKです。
余った液は小さめのマグやグラスに入れておくと一人分のデザートになります!

Krokiety (クロキィエティ): コロッケ


【Krokiety (クロキィエティ): コロッケ】

クレープでお好みの具を巻き、衣をつけてフライパンで焼くポーランドのコロッケです。
ポーランドでは、スープと組み合わせて、前菜としてよく食べられています。

《材料》 (コロッケ6~10本)

クレープ生地:
小麦粉 カップ 1杯
牛乳 カップ 1杯
水 カップ 1/2杯
卵 1個

衣:
パン粉
小麦粉
溶いた卵 1個

好きな具 (マッシュルーム、チーズ、ザワークラウト、ほうれん草、肉など)

《作り方》

1)小麦粉、卵1個、牛乳と水をよく混ぜて、クレープ生地を作ります。
2)フライパンに油をひいて、薄いクレープを焼きます。
3)事前に作った具をクレープで巻きます。
4)クレープを順番に小麦粉、溶いた卵、パン粉につけます。
5)フライパンに油をひいて、衣をつけたコロッケを焼きます。

マッシュルームとお米のサラダ

【マッシュルームとお米のサラダ「Sałatka ryżowo-pieczarkowa」】

ポーリッシュポタリーの製造元VENA(ヴェナ)社の皆さんとのディナーの時に、スターターとしてご用意いただいたサラダです。美味しくて何度もお代わりしたほどだったので、後日レシピを教えてもらって日本でもポーランドの味を再現することができました。クリスティーナさん直伝のマッシュルームとネギがどっさり食べられるヘルシーな一品です。
マッシュルームとお米のサラダ

《材料》

マッシュルーム 600g
小ネギ(万能ねぎ)1束
冷やご飯    200g
サラダオイル 大さじ1
マヨネーズ   大さじ1
醤油      小さじ2
オレガノ(乾燥) 少々
コショウ    少々

《作り方》

1)油を入れたフライパンに、スライスしたマッシュルーム、醤油、コショウ、オレガノを加え、マッシュルームの水分が無くなるまで炒めます。
2)これをボウルに移し、冷やご飯と細かく刻んだ小ネギを入れ、マヨネーズを加えてよく混ぜれば出来上り。

《鳴川からのコメント》

上のレシピ、かなりのマッシュルームの量で、量り売り購入が多いポーランドと違って 日本でこの量を調達する場合には、8個入りの6~7パック分くらいに相当します。 時々量が揃わない時もあるので、私はクリスティーナさんから教えてもらったレシピの 2/3の量のマッシュルームを使うことも多いです。その場合、小ネギの量はそのままで、 冷やご飯を150gに減らし、調味料も若干少なくする程度でOKです。 ブラウンマッシュルームでも全く問題なく作れます。

Racuhy (ラツヒ): イーストパンケーキ

ポーランド伝統料理 racuchy

【Racuhy (ラツヒ): イーストパンケーキ】

とても簡単に作れるポーランドのイーストパンケーキです。

《材料》4人前

小麦粉 500グラム
牛乳 カップ 3/4
ドライイースト 20グラム
卵 2個
砂糖 小さじ2
塩 少々

《作り方》
1)小麦粉、ドライイースト、暖かい牛乳と卵をよく混ぜます。
2)生地を1~2時間ぐらい暖かいところで寝かします。
(事前に生地を作って一晩冷蔵庫で寝かすもOK)
3)フライパンに油をたっぷりひいて、小さなパンケーキを焼きます。


※生地にお好みでレーズンやリンゴを混ぜ込むと美味しいです。
※生地に砂糖をほとんど入れないため、焼き上がったラツヒ に粉砂糖をかけえるのをお勧めします。

チョコレートプディング

ポーランド食器 ポーランド料理 


【Budyń Czekoladowy (ブディ二 チェコラドヴィ):チョコレートプディング】

日本でも人気のカスタードプリンに少し似ている
とても柔らかくて滑らかな食感のポーランドのプディング。

このレシピはチョコレート味ですが、
チョコレートを入れずにバニラ味のままで作ったり、
チョコレートの代わりにいちごやラズベリーなどのフルーツシロップを入れても、
美味しくできます。是非他のバリエーションでも挑戦してみてください。

《器の目安》

★Zakłady(ザクワデイ)社のハートボウル(Z860)半分
★WIZA(ヴィザ)社のボウル・小(W126) 3~4個分ぐらいの量です。

《材料》

牛乳120cc
片栗粉 大さじたっぷり2~3杯ぐらい 
卵の黄身 1個
ココア   40グラム
チョコレート 40グラム
バニラエッセンス 大さじ1

※無糖のココアパウダーをご使用する方は、粉砂糖を加えて下さい。
※よりクリーミーな仕上がりにしたい方は、更にバターと生クリームを適量加えてください。
ポーランド食器 ポーランド料理ポーランド食器 ポーランド料理
《作り方》
1)片栗粉、ココア、卵の黄身に温めた牛乳を大さじ2杯と事前に溶かしておいたチョコレートを加え、十分に混ぜ合わせます。
2)残りの牛乳を鍋に入れて温めます。
3)温めた牛乳に1)を加えて混ぜ合わせます。

※とろみが足りない場合は片栗粉を足して調整してください。

プディングは暖かいうちにボウルに移し、アツアツのうちに食べると美味しいです。
ポーランド食器 ポーランド料理 

渋皮栗のタルト

渋皮栗のタルト

【渋皮栗のタルト】

手作りの栗の渋皮煮を作って過ごす秋の夜長。
それを使って作るタルトは何とも贅沢な味わいです。
ぎっしりと入れた栗の量は自家製ならでは。
クリームを添えて食べるのもおすすめです。

ポーランド食器:WIZA社製スフレディッシュ(φ18cm )

《材料》

★タルト生地

薄力粉 100g
バター 60g
冷水   20cc~30cc
アプリコットジャム (適量)

★アーモンドクリーム

バター 100g
砂糖  70g
卵   小2個
アーモンドプードル 100g
ラム酒 大さじ1~2
粉砂糖 (適量)

渋皮煮した栗 15個~20個
*大きさによりますが、お好みで。

《作り方》

★タルト台を作る

1)ボウルにふるった薄力粉を入れ、サイコロ状に切ったバターを加え、カードでバターを切るようによくなじませる。
2)冷たい手で粉チーズのようにサラサラな状態にしたら、冷水を20cc入れてひとつにまとめる。
3)打ち粉(強力粉)をした台に置き、麺棒でスフレディッシュの大きさに広げ、敷き詰める。
4)焼いた時に浮き上がらないようフォークで穴を開け、180℃のオーブンで12~15分程度薄く焼き色が付くまで焼き、熱いうちにアプリコットジャムを塗る。

★アーモンドクリームを作る

5)ボウルにバターを入れて泡立て器でクリーム状に混ぜる。
6)砂糖を入れてよく混ざったら、溶き卵を少しずつ入れながら均一に混ぜる。
7)一緒にふるった薄力粉とアーモンドプードルを加え、最後にラム酒を入れて混ぜる。

★仕上げ

8)ジャムを塗ったタルト台に、アーモンドクリームを半量入れて栗を敷き詰める。
9)残りのクリームを上からかけて、カードなどで表面を平らにする。
10)170℃のオーブンで30分位焼く。
11)粗熱が取れたら、茶漉しを使って粉砂糖を振り掛ける。


*タルト台の水の量は、気温によって調整が必要です。最初20CCから入れて、少ないようでしたら少しずつ加減してみてください。最初はべた付きますが、こねているうちにまとまってきます。

茶わん蒸し

ポーランド陶器 そば猪口

ポーランド食器:そば猪口 5個分

《材料》

卵  3個
だし汁  600cc
薄口醤油 小さじ2
塩    2つまみ程

具:お好みで

椎茸・海老・鶏肉・かまぼこ・銀杏・三つ葉など

*基本は卵とだし汁は1:3の容量であれば大丈夫だと思います。
*具が増えるほど卵液が余りますので、余ったら別のカップなどで蒸してください。


《作り方》

1)だし汁を作り薄口醤油と塩をして、人肌程度に冷めたら、よく撹拌した卵を入れてまんべんなく混ぜる。
2)海老や鶏肉など小さく刻んで入れ、卵液を注ぎ、切った椎茸を浮かべる。
3)ふたの出来る鍋に、2~3センチ程度水を入れ、蒸気が出たら そば猪口を並べる。
4)ふたをして弱火で約8分間蒸し、火を止めてふたをしたまま5分蒸らす。

ポーランド陶器 そば猪口

トマトのファルシー

【トマトのファルシー】



マフィン型を使って安定感とジューシーさをキープしながら焼き上げます。
綺麗な焼き型ごとテーブルに運んで、ちょっと豪華な気分!ちびっこも喜ぶ美味しさでパーティにもおすすめです。

ポーランド食器:マフィン型


《材料》

トマト 6個(マフィン型に入る位の大きさのもの)
合挽肉 200g
玉ねぎ 小1/2個
パン粉 1/2カップ(少量の牛乳でふやかしておく)
卵   1/2個(溶き卵にしておく)
チーズ 50~100g
塩・こしょう・ナツメグ・パン粉・パセリ 少々

*チーズは溶けやすいものならお好みで何でも大丈夫です。この時はモッツァレッラを使っています。
トマトのファルシー作り方1トマトのファルシー作り方2
《作り方》

1)みじん切りにした玉ねぎを透明になるまで少量の油で炒める。
2)トマトはヘタの方をカットして、スプーンなどで中身の部分をくり抜いておく。
3)ハンバーグを作る要領で、ボウルに挽肉を入れ、冷ましておいた炒め玉ねぎ、ふやかしておいたパン粉、溶き卵、塩コショウ、ナツメグをしっかり混ぜる。
4)チーズは1cm角程度に刻んでおく。
5)挽肉を半分程度トマトの中に詰め、途中でチーズを入れて、その上から挽肉を詰める。
6)マフィン型に並べていき、一番上にチーズを置き、パン粉を振り掛ける。
7)200℃に熱したオーブンで約25分程度焼く。仕上げにパセリを振り掛ける。
トマトのファルシー

*くり抜いた時に余ったトマトの中身は、野菜スープに入れたり、ジュースにしたり、トマトソースに混ぜたりして消費しています。勿論そのまま食べてもOKです。

PAGE TOP